ドンときた更年期。ホルモン補充療法をはじめるまで

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やまだ

生き方の転換期を実感中です

45歳から体調の変化を感じるようになり、年々倦怠感やメンタルダウンなど不調を感じることが増えていきました。

なんか調子悪いな…と思っていたら、ある日突然倦怠感が強く出て家から出られない日々が続くようになってしまいました。

体の不調だけでなく、

何にも興味が持てない、覚えていられないなど、今まで経験したことのない状況になり、とにかく落ち込みまして、ホルモン補充療法をはじめることになりました。

現在進行形ですが、経過も合わせて私の経験をお伝えします。

更年期症状に悩む方の参考になりましたら幸いです。

ぜひ最後までご覧ください。

今回の結論

体調不良は体からのサイン。まずは受診をしてから適切な対応を。

目次

45歳から感じていた不調

私は40歳すぎから、内服で生理を止めていました。

経緯はこちらをご覧ください。

生理がないことでそれに伴う不快症状がまったくなくなり、穏やかに過ごせていました。

ただ、45歳ごろから

「なんか調子悪い」
「前と同じ運動をしても痩せにくい」

と感じるようになり、更年期に入ったのかな…?と。

一年前に婦人科で血液検査をしたときは「採血上はまだ更年期ではない」とのことで、生理を止める薬のみで過ごしました。

1年で4キロ太る(涙)

しかし、適度な運動や食事を気を付けても、じわじわと体型と体重が変化。

1年で4キロ太る事態になり、服装も着られるものがなくなる始末。

4月受診時に体重増加を伝えたところ、現在の内服で体重増加が認められることがあるそうで

内服を半量にしてみましょう

とのことで、半量で様子を見ることになりました。

カラダにひどく重力がかかる

今までの内服を半量にして一週間後くらいだったでしょうか、

とにかく体が重く感じるようになり、頭も働かず、気圧の変化で頭に鈍痛が続いてまともに動けなくなりました。

とにかくしんどいので、小さなこともイライラするようになり、家族の前で大声でキレることも増えて

やまだ

誰だよ自分…

カラダも重いのに、きれ散らかす自分に自己嫌悪の日々…。

運転が怖くなる

倦怠感のほかに顕著に表れたのが「物忘れ」「判断力の低下」「意欲の激減」でした。

今までなら頭の中で思って後からやろうと思ったことが、何をやるんだったか思いだせない。

同時進行でいろんなタスクをこなせない。

1つやるととにかく疲れて動けない。

頭がぼーっとし、ブレインフォグと呼ばれるような頭の中が霧がかったような状況になりました。

あまりにぼんやりするので、生活圏内の買いものへ車で行くのも怖くなるように。

とにかくメンタルの底という感じで、イベントなどのお誘いが来ても断るしかなく、これからの予定も白紙。

そして、4キロ太ったことで今まで着ていたボトムスはほぼ全滅してしまい、メイクやファッションにも全く興味が持てなくなって、

日々の仕事のタスクもほぼできなくなり、

なんかもういろいろ終わったな…

そんな風に感じて、海底を這うようなただ暗い毎日を過ごすようになりました。

ホルモン補充療法を提案される

やっとの思いで何とか運転して、婦人科を受診。

状況を説明し、更年期症状が強くでていることから、採血をし、今までの内服をやめてホルモン補充療法を始めることを提案されました。

内服、パッチ、塗り薬と種類があるそうですが、採血結果が出る1週間のあいだ、エストロゲン(卵胞ホルモン)製剤(お腹に貼るパッチ)と漢方薬を試してみましょうとのことで

その日の夜からはじめることになりました。

(左)漢方薬(右)エストラーナテープ

更年期症状は女性ホルモンの低下に伴い起こるもので、その症状は数えると300ほどあるそうです。

この症状に対して代表的な治療法は、

・ホルモン補充療法

・プラセンタ療法

・漢方薬

他にも向精神薬(抗うつ薬、抗不安薬など)や鍼治療も有効とのこと。

いくつか組み合わせて改善を目指すことが多いようです。

効果を感じられない…

漢方薬を朝夕食前に飲み、エストラーナテープを2日に1回貼りかえるのですが、

やまだ

いや…効果…ない

なんというか変わったか?と言われると、いやさほど(というか全然)効果を感じられず。

調べるとホルモン補充療法をはじめて効果を感じるまでに2週間から1か月ほど平均的にかかるそう。

しかもテープを貼ったところが毎度赤くかぶれ、寝ているときに無意識にお腹をかいてしまい、朝起きたらテープがはがれてたということもありました。

私には合わなかったようです…。

採血の結果と自分の思い

1週間後再受診。採血の結果は

貧血も甲状腺も問題なし。更年期になっている数値です

とのことで、ホルモン補充療法を引き続き行うことを提案されました。

テープは皮膚が被れるので、内服で補充することになりました。

処方されたのは、漢方薬はそのまま、エストロゲン製剤(卵胞ホルモン)のエストリオール1mgと天然型黄体ホルモン製剤のエフメノカプセルです。

黄体ホルモン製剤のエフメノカプセルは、間欠的に使うのが一般的だそうですが、

日数数えたり期間限定で飲むとかもう何も考えられません…

と訴え、持続的投与法という毎日どちらも内服する方法でリスタートすることになりました。

ホルモン補充療法(HRT)の種類についてはこちらをご覧ください

内服後の変化

内服をはじめて3日目までは改善を全く感じられず、さらに底に落ちるような体調でした。

ホルモン補充療法は4人に1人は効果を感じられないということも聞いていて、布団の中でまたいろいろ試すのかな…とただ悲しくなったりもしました。

効果を感じられたのは内服して4日目の午後のこと。

なんとなく

「ちょっとだけ体が軽い」
「すこしだけぼんやりした感じがなくなった気がする」

そんな小さな変化に気づき、

内服5日目には、怖かった車の運転も生活圏内の買い物くらいならできることを感じ、

1週目あたりで、メイクをして友達とモーニングに行けるようになりました…!

徐々に全身倦怠感や頭重感が減っていき、思考も大分クリアになって、時間はかかりますが一つずつタスクを確実にこなせるようになって

やまだ

霧が晴れた…!

前と同じとは行きませんが、長いトンネルを抜けたようなそんな安堵感を感じられるように。

内服して2週間あたりで日常生活への大きな支障となるものは消失したように思います。

自己判断せずきちんと受診を

同年代の女性で「更年期かも?」とカラダの不調に悩む人は多いですが、

生理との時と同じように、我慢したり気のせいだとスルーしたり、市販の内服薬で長く様子を見る人も少なくないようです。

私は持病で定期的に婦人科に受診していてスムーズに治療につながりましたが、更年期かなと感じることがあれば一度婦人科を受診してみてください。

不調があるということは、体からのサインだからです。

状況が把握できれば、自分の体に合った治療法がはっきりしますし、症状改善までの時間を短縮することも期待できます。

民間療法も多々ありますが、自己判断でいろいろ試すと時間とお金を無駄にしてしまうことも。

不調が続くと、判断力がおちてどうでもいいものを買ってしまったりする(経験者)ので、受診をぜひ。

また先生との相性もあるので、周りのママ友に婦人科の様子を聞いてみておくのも大変有効です。

更年期は「推し」の存在が大事

とにかくしんどくて、何もかも放棄したいほど考えるのも面倒なのと同時に、仕事も家事もままならないことに落ち込んでこのまま数年過ごすの…?と絶望に近い気持ちの中で、

救いとなったのが「水耕栽培」です。

たまたま見ていた動画の中で「ペットボトルで簡単にしそが栽培できる」とみて、勢いで始めたのですが

しそとサニーレタスからはじめました

毎日少しずつ伸びていく葉っぱをみるととにかくかわいくて仕方なく、大変な癒しとなりました。

役に立てない何もできないと自分を卑下した中で、最低限のお世話でも目に見えて成長していくものがあることが、とても心の安寧に役立ってくれていると感じています。

以前スレッズで

更年期こそ「推し」が必要

と見たことがあるんですが、心躍るもの、わくわくするもの、ときめくものって本当大事!

ポッと明るく照らしてくれる「推し」の存在は、気持ちを前向きにしてくれるだけでなく、症状緩和にもつながる最高のサプリメントのようなものになるからです。

楽しくおいしく育て中です

いいなと思う「推し」で、心に潤いをもたらしましょう。

おわりに

いかがでしたか?

今回は「更年期のホルモン補充療法」についてお伝えしました。

さくらさん

更年期も人それぞれのようですね

やまだ

更年期と一言で言えない症状もあるのでぜひ受診を

閉経前後5年、大体10年の更年期。

この間を自分らしく過ごす一つの方法として、いくつかの治療法を行うことは大変有効だと感じています。

今後は、体に負担をかけない食事法や適度な運動も取り入れて、いつかは休薬しても快適に過ごせることを目標にしていきたいと考えています。

更年期がつらいのは当たり前、ではありません。

我慢せず、今の状況を客観的に把握して、その痛みや辛さを積極的に緩めていけるようにしていくこと。

この記事が、更年期症状に悩む方の参考にになりましたら幸いです。

それではまた♪

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