「毎日の家事しんどい」「自分の時間が持てない」「自分の好きなモノより家族を優先してしまう」
そんなことを感じるお母さんて少なくないのではないでしょうか。
ママ友のランチですら、なんか息抜きして夫に悪いとか感じているなら、
「こうあるべき」を手放した私が、4日間家を空けたら残った家族がどうなったか。
今回お伝えします。
その罪悪感、なくしましょう。
母親業はなぜこんなにもしんどいのか

世界一忙しいと思われる母親業。いや本当、求めすぎ。母親に対する世間一般のイメージ美化しすぎ。
そんな風にため息ついても私が頑張るしかない…
そう歯を食いしばって、自分の体に鞭打って疲れの取れないからだと今日も過ごす…
私はこの数年、自分の中にある国や企業から「植え付けられた」価値観やイメージと向き合いながら、こうあるべきという義務と根性と忍耐なくても、幸せになれる方法を探してきました。
随分楽になったと感じることができるようになったのですが、先日、実際に「母親をやめてみた」数日があったんです。
4日家を空けることになりました
それは、九州に住む祖父が96歳で天寿を全うしたことで、お葬式に参列するため「1人で」帰省したことがきっかけでした。
祖父は一軒家で一人暮らしをしていて2年前にひょんなことから私の弟と同居、私の両親は県外のため祖父宅を拠点に葬儀場や手続きを行うので、時間があれば遺品整理もできたらと4日帰省することにしました。
さて、4日私が家を空けたことで、夫と子供2人はどうなったと思います?
答えは・・・・
「平常通り」
でした。

平日2日は学校と仕事 いつも通りに過ごし、夫が帰宅を早めて夕食を担当。
週末もそれぞれ習い事や夕ご飯を用意して、日曜夕方に私が帰宅したときは夕食もできていて、家も掃除機がかけられていて、本当いつも通りでした。
お母さん不在でも、全然回る日常になった理由

なぜ、私が家を空けても家族が普段通りに何の問題もなく過ごすことができたのか?
それは、世間一般的に言われる
「家事は女の仕事」という価値観を手放したから
です。
料理、家事、洗濯、親戚付き合い、PTA、家計管理、子どもの習い事の付き合いなど
私一人がすべて担うことで私だけがずっと不満で、ストレスから私が倒れて家族も困って誰も幸せにならないときづいたことで、
「家事は女の仕事」という価値観は日本の幸福度を下げるしかない、悪しき慣習だということ。
先回りして用意して失敗させないように進路を親が決めて、普段着る服すら思春期以降になって母親が用意。
そうすることで失敗も経験できず、自分の選択に自信が持てず、身の回りのことすら他人任せで何か起これば「やってくれない」と他人を非難する

そんな生活能力も自己肯定感も低い大人がたっくさん量産されてきて(もれなく私もその一員)
育児に参加しない 家事も出来ないやろうとしない
スマホ依存になって家事はお前の仕事だろというモラハラな父親が、あちこちに生息するようになってしまったのではないでしょうか。
私しかできない、わけじゃない

国や企業にとって都合よく作られたイメージで世界中の女性に無理と犠牲を強いてきたこの流れを、しなやかに変えていきたい。
そう思って私がやってきたのは、「私しかできない」と頑なに思うのではなく、「男女関係なくみんなできる」と自分がやってきたことを家族に少しずつ手渡していくことから始めてみました。
なぜなら、私も全然できなったところから経験を積み重ねて少しずつできるようになったから。
女だから最初からできたわけじゃなく「やらざるを得なかった」からできるようになったまでのこと。
家事を渡していくことは、母親としての仕事を手抜きするといった罪悪感を感じることがあるかもしれません。
しかし、この罪悪感を利用されてきたことで誰も幸せにならず、先進国でも幸福度がダントツに低い国になってしまったこと
「この罪悪感はどこからきてるの?」とちょっと引いた眼でみてみてください。
本当都合よく使われてきたなって、乾いた笑いが出てきますよ。
手放して得たものとは
家事を手放してきた具体例としては
・部屋の掃除は自分の場所は自分で
・トイレ掃除は交代制で
・食事は平日5日は私 週末2日は夫と子供で
・ゴミ出し日にそれぞれの部屋からゴミを持ってきて入れる
ハードル小さく続けやすい仕組みで、自然と家事をしたくなるようになっていきました。
お子さんが小さいうちはできることが少ないですが、それでもできることは沢山あります。
親から信頼されて頼られるのは、子どもにとってもとても嬉しいものです。

今回、祖父とお別れができて、自宅に帰省して夫に心からの感謝を伝え、子どもたちとそれぞれの4日間の話をして、前以上に風通しがよい家族関係になったと感じた機会になりました。
次世代には、
幸せになるために誰も我慢しなくていい
自分の人生は自分で責任をとる
そんな価値観を渡していきたいと心から思います。
おわりに
あなたはこの記事を読んでどんなことを感じたでしょうか。
母親をやめるなんて
といった怒りや不満諦めや不安があるとしたら、この気持ちはどこからきていて、そして自分はどうありたいのか、ご自身と会話してみてください。

心穏やかに毎日が過ごせるきっかけになりましたら幸いです。